(技法の定義については、こちらもご参照ください) フィルターは、薄い塗膜を基本色(もしくはカラーモジュレーションによる基本塗装)の上に薄く重ねるものです.
原初的なフィルターは、
ブランド携帯ケースカメラの用具である「偏向フィルター」を模することに端を発しているので「模型全体に同じ色のフィルターを均一に掛ける」ことも良く行われました.
これにより色相の異なる三色迷彩に統一感が出たり、カラーモジュレーションがあまりにもどぎつい明度差になっているのを落ち着かせる効果がありました.
これを一歩進め、基本塗装色と同系の色を使って基本塗装を引き立てたり、
ルイヴィトンコピー補色(反対色)を使って深みを出したりと、ひとつの模型で部分ごとに複数色を使う技法が現在の「フィルター」です.
この分野の先駆者である、ミグブランドのフィルター塗料は「三色迷彩用」「ジャーマングレー用」「冬季迷彩用」などと名称が付けられ、
ブランドコピーそれぞれの色調に相応しいよう、あらかじめ複数のカラーが混色された「単用途」のセットでした.
これらは誰でも手軽に使えてフィルター技法の恩恵を受けることができますし、現在でも大変優れた商品といえるでしょう.
一方、どの作品も似たような仕上がりになってしまうリスクもありました.
これに対し、今回クレオスから発売になったフィルタリキッドは、汎用性の高い単色の塗料から構成されています.
一見、派手な色合いで「こ、これ、使えるの.
」と思ってしまいますが、ここがこの商品の長所であり、画期的なところなのです.
最近のウェザリングテクニックでは
ブランド財布コピー「塗料を幾層にも重ねる」ことが当たり前になっています.
タンクアートの著者であるマイケル・リナルディ氏は「この作品は大凡7層の塗装層からなっており、それぞれの塗装層に明確な意味がある」などと記しています.
このように多層を重ねた場合、避けられないのが、混色による彩度の低下です.
例えば、プラモ用塗料の赤と白を混ぜても鮮やかなピンクでは無く灰色がかったピンク色
ルイヴィトンiphoneケースになるといった現象が起きます.
これは赤の中にごく少量の黒が入っているからです.